2008-01-01から1年間の記事一覧

PHP研究所 「九鬼と天心」 北 康利著

著者は銀行・証券の金融出身の作家である。3年前「白洲次郎・占領を背負った男」を書き高い評価を受けた。吉田内閣の時代 憲法制定、講和締結の際にGHQの高官とやりあい、相手から「従順ならざる唯一の日本人」といわれたことや「相手が誰であれ理不尽を許さ…

文春新書「ブログ論壇の誕生」佐々木俊尚著

アナログ世代にとってはデジタル世代といわれる若い世代が パソコンを駆使しインターネットより必要情報を取り仕事を手際よく処理する姿はうらやましくもある。佐々木著はこの春「ネットVSリアルの衝突」(文春新書)以来久しぶりに読むと 気がつかない世界…

みすず書房・「日本の200年・徳川より現代まで」アンドリュー・ゴードン著

100年ぶりの金融恐慌、大恐慌という歴史の中にいる。40年周期の半藤史観をとれば1990年からスタートした衰退の歴史は後20年弱、インターネットでの収縮を考えれば少なくとも後10年の下方波動の中にいるのかと考える。日経ダウも26年ぶりの安値更新した。 歴…

東洋経済新報社「強い円は日本の国益」榊原英資著

このところ榊原英資著書に「はまって」いる。初めて著者の本を読んだのは7年前「インドIT革命の驚異」. 緻密なデータと アジア全体に対する取組に対し 印象強く感じた。近著は2008年6月に出た藤原書店「大転換ーパラダイムシフト」。2005年の「経…

集英社新書「コーカサス・国際関係の十字路」広瀬陽子著

「コーカサス地方」という言葉を少年時代覚えた。この地域の民族の歌とともにのどかな地域と思いきや、その後「ナゴルノカラバフ」「アゼルバイジャン」「チェチェン」「アルメリア」そして北京オリンピック時に問題となった「グルジア」がこの地域である。…

今日から「エルスエーニョブログ」開始

親愛なる皆さんへ皆様 残暑お見舞い申し上げます。今日から「エルスエーニョブログ」開始します。 読書の記録を中心にして 読んで印象・参考になった本の概要を書きます。現役で仕事に忙しい年代ですと 読みたい本も思いっきり読めないと思いますので、何か…